
三つの思想
三つの思想
みなさんは「漢方」についてどのようなイメージをもたれていますでしょうか。ここでは、漢方/中医学の考え方をお話ししましょう。漢方/中医学には西洋医学とは異なる特徴があります。その根本は、下記の三つの思想を柱としています。

せいたいかん
整体観
整体観
体と自然の「バランス」を整える
「自然とのバランス、人体のバランス」が漢方/中医学の大原則です。つまり人の体は自然の一部で調和し強く影響を受けます。
- 季節や環境: 夏の暑さ、秋の乾燥、冬の寒さなど
- 生活習慣: 睡眠、食事、運動、喫煙など
- 心の状態: 日々のストレスや悩み
これらを総合的に捉えます。「最近ちょっと運動不足かも」「暴飲暴食があった」「体が冷える」「ストレスが溜まっているな」というご自身の状態に気づき、バランスの取れた健康を取り戻すお手伝いをするのが漢方の基本です。

べんしょうろんち
弁証論治
弁証論治
あなただけの「オーダーメイド」医療
一般的に西洋医学では、「頭が痛いなら頭痛薬」というように、特定の症状に合わせてお薬が出る対処療法が基本となっています。 一方、漢方ではその方の体質やこれまでの病歴、生活習慣、心の状態などをじっくり伺い、最適なケアをご提案します。これを漢方ではその方の「証(しょう)」に合わせると言い、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの医療を実践することを基本としています。

みびょうせんぽう
未病先防
未病先防
病気になる前に未病をケアする
健康と病気の間には、「未病」と呼ばれる状態があります。
- なんとなく疲れが取れない
- 食欲がわかない
- 午後になると猛烈に眠くなる
- 寝付きが悪い、肩こりがひどい
「病院に行くほどではない」と我慢していませんか? 実は、この段階でしっかりケアすることが、将来の大きな病気を防ぐためにとても重要です。今注目されている「健康寿命(元気に自立して暮らせる期間)」を延ばすカギも、この未病のケアにあります。


