ちいきしんぶん掲載記事

微熱との向き合い方

発熱にはいろいろな種類があり、原因も様々です。ざっくりと高熱/微熱という分け方をして、今回は微熱についてのお話です。

微熱は、自律神経やホルモンの乱れ、体力や免疫力が弱まっている時に起こりやすい症状です。体のバランスがとれていない状態、体を立て直す元気がない状態で、明らかに感染症時の高熱(体が免疫力を高めている)状態とは異なります。病院で検査をしても、際だった異常が見られず、治療ができないこともあります。

このようなとき、微熱も熱だからと解熱鎮痛剤で解熱しても体調を戻す元気が無ければ、薬の効果が切れれば微熱、といった状態を繰り返してしまいます。解熱剤を使用することでより体に負担をかけ、体調が悪くなる場合や、解熱剤が効かない場合もあります。繰り返す微熱に漫然と解熱剤を使用することはおすすめしません。

漢方では、微熱の原因によって異なるアプローチをします。精神的、自律神経の乱れによるもの、ホルモンバランスの乱れによるもの、体力や免疫力低下によるもの、癌や慢性炎症によるものなど、それぞれに対応した漢方薬を使って、根本的な体の立て直しをしていきます。一時的な解熱ではなく、微熱を「治す」としたら、体のバランスをとったり、体力をつけていくことが必要なので、意外と時間がかかります。遠回りに思えるかもしれませんが、長い目で見て、漢方薬を使った体質改善もご検討いただければ幸いです。