冬至を過ぎ、春分、夏至に向かって日が徐々に長く、陽のエネルギー(陽気)が育っていく時分です。自然界同様、体の中でもそのような変化をしてきます。陽気は心や体を正常に機能させるために重要なエネルギーです。エネルギーは、温かい、動く、明るい、といった状態に変換されます。人間でも陽気が育つと、体温を上げる、体をスムーズに動かす、心を明るくすることができ、免疫力が上がり、食欲・排泄・活動・睡眠がスムーズに行えます。陽気が弱まると、気候の変化や精神的なストレスに対して対応力が弱まり、風邪を引きやすくなったり、アレルギー症状がひどくなったり、精神的に鬱っぽくなったりします。
今の時期、陽気はまだ小さいエネルギーなので、不養生では簡単に弱まってしまいます。冷たい物(体温より低い物)をとって体を冷やすことで、物理的に陽気が削られます。食生活が乱れると、陽気の材料が不足します。過労、ストレス、睡眠不足では陽気が消耗されるので注意しましょう。
漢方では未熟な陽気を補佐するために、体表にバリアを張る衛益顆粒(よみ:えいえきかりゅう)などがおすすめです。花粉症の季節も近づいています。アレルギーの薬で眠くなって困るという方は、漢方薬もお試しください。今から養生して備えましょう。