中国では産後1か月間、坐月子(ツオユエツ)という習慣があります。その間栄養価の高いものを食べ、冷たいものは飲まない、目を使わないようにする、体を動かさないようにするなど、とにかく安静にして体をしっかり休めます。子供の世話もせず、周囲がサポートします。中医学では、妊娠、出産では大量の気血・腎(ホルモンを担当する臓)のエネルギーを消耗します。肌も髪もボロボロ、免疫力も下がって体調も崩しやすくなります。日本ではその体で育児、家事、その上授乳です。(※母乳は血から作られます。)
さて、頑張るお母さんに、気血を補う漢方をおすすめしたいです。旦那様から奥様へのプレゼントにもいかがでしょうか?婦宝当帰膠は甘くて飲みやすく、紫煌珠は粒タイプです。気血が充実していると、胎盤や母乳を通して胎児や乳児に栄養をたっぷり与えられますし、何よりお母さんの体のケアになります。また、中医学では血は精神を安定させる作用があると考えますので、産後眠りが浅くなったり、こころが不安定になっている方にもおすすめです。なかなか食事だけでは供給が追い付かない時でもあります。既に、とてもとても頑張っている体をいたわりましょう。次の妊娠をご希望される方も、今現在のお母さんの体が元気なことが大切です。ご自愛ください。
(2023.9 ちいきしんぶん掲載記事)