もうすぐ夏至ですね。今年は6月21日。そこから暗くなる時間が早まると思うと、なんだかさみしく感じます。暑さはこれからだというのに。
暑い時人間は汗をかきます。水分が蒸発するときに熱を奪うからです。しかし高温多湿の日本の夏。周りに湿気が多いので汗が蒸発できず、熱が冷めません。汗で体は水分を失い、熱はこもる。そのままいくと熱中症や脱水症です。そこで水を飲めばいいかというと、「水だけ」ではダメです。細胞の中まで水分を引き込み、こもった熱を連れ出すのは、実はミネラル。水だけでは細胞のまわりを素通りしてしまうのです。そもそも汗はミネラルなども含むので補給は必要です。また、体液にはNaやKなどの電解質が解けており、水を飲み薄めすぎると「水中毒」の危険もあります。
そこで水分補給のポイント
①ミネラル補給:経口補水液や天然塩でもOK。塩なら1Lに1~2g。少し砂糖も入れるとさらに吸収が良くなります。
②のどが渇かなくても少しずつこまめに:暑い時期は自覚がなくても水分を取りましょう。さらに人間が1度に吸収できる水分量には限度があるので、飲み過ぎて体に負担をかけないように。
③冷やしすぎはNG:冷たい飲み物やクーラーで体を冷やすと胃腸炎のような症状が現れるので注意です。
漢方では、汗で出てしまうミネラルと元気を補う麦味参顆粒がおすすめです。スポーツやフェス、体力を使うときにお試しを。
汗が出る季節、のどが渇かなくても上手に水分補給をして健康に過ごしましょう。